さいたま市(南区・桜区・浦和区)、秩父、戸田、川口、蕨、
武蔵野線沿線(志木、朝霞他)、
西武池袋線沿線を中心に広い地域ではり灸治療を行っています。

不妊期間の長い人の3割が抱えているといわれる病気。

　子宮内膜症とは、本来、子宮内腔にしか存在しない子宮内膜（受精卵が着床する組織）が子宮以外の場所に発育していく病気です。
誤解されやすいのですが、子宮内膜症とは子宮の病気ではありません。

子宮内膜症は卵巣、卵管、腹膜、直腸などに起こることが多くまれに肺にまで及ぶこともあります。
不妊検査で原因不明であった女性に腹腔鏡の検査を行うと、2割近くの女性に腹膜病変（子宮内膜症の腹膜病巣）が発見されています。
そのため、子宮内膜症が本当にあるかどうかは、開腹してみ腹腔鏡で見るしか正確な診断はできません。

月経に合わせて症状が変化

　子宮内膜はホルモン（エストロゲン）の変化によって、子宮内膜を厚くして受精卵を着床（妊娠）しやすくします。

そのため子宮内膜症は、子宮にある「内膜」と同様に、ホルモン（エストロゲン）の影響を受け、付着した場所で月経周期に合わせて内膜が増殖・剥離・出血を繰り返す病気です。

・症　状

月経痛がひどい。
排便痛、性交痛がひどいなどの症状があります。

直腸や膀胱にできた場合、下痢や血便、血尿といった症状が現れます。

・不妊の原因

卵管、卵や受精卵の通り道に癒着が起こっていると、妊娠しづらい要因になってしまいます。

卵巣にできると、チョコレート嚢腫とよばれる、古い血液が溜ってしまい排卵の障害になってしまいます。

原因不明の不妊の2割にみられる、腹膜にポツポツとできた「ブルーベリースポット」と呼ばれる病変が原因となり、癒着を起こし、ピックアップ障害や卵管の閉塞による通過障害によって不妊の原因になることがあります。

・特　徴

エストロゲンの分泌が多い時期（特に20歳代〜から30歳代）の人に多い。

月経が止まっている間は悪化しません。
内膜症の発生する割合は変わらないものの、初経の低年齢化・晩婚化・少子化によって
1人の女性が産む子どもの数が減っている現代は、それだけ月経の回数が多く
子宮内膜症が悪化しやすいといえます。

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